家づくりでキッチンについての質問は多く聞かれました。でも、そんな深刻に考えなくても、ハウスメーカーの人と設計士はだいたい使いやすい寸法で提案してもらえるでしょう。
ただ、知っているともし使いにくそうな寸法で間取りを出された際に、失敗せずにやばいと気づきます。下記にまとめていきます。
因みに私は、キッチンの寸法はハウスメーカーに完全に任せました。
黄金比ワークトライアングルについて
使いやすさを考える上で、「ワークトライアングル」という言葉があります。
アメリカでの理論で、「冷蔵庫の中心」「調理機器の中心」「シンクの中心」の3点を結んだときにできる三角形のことを言いい、各距離は下記のように考えられています。
・調理機器中心→冷蔵庫中心まで…120~270cm
・シンク中心→冷蔵庫中心まで…120~210cm
・シンク中心→調理機器中心まで…120~180cm
因みにこの三辺合計が「360cm以上600cm以下」が適当であると言われています。
各辺の距離が長すぎるとその分無駄な動きが多くなってしまい、使いにくいです。反対に、距離が短すぎると動きづらく作業効率が下がってしまいます。
さらに、上記の「冷蔵庫」「火まわり」「水まわり」の3つのエリアに、「収納」を加えた4つを正方形に近いような形にすると、より使いやすくなります。
実際の今の家のキッチンは使いやすいのか、使いにくかった点
ハウスメーカーに完全にお任せしたキッチンですが、特に後悔はしていません。
私の身長は160cmほどで日本人のほぼ平均身長です。
シンクからキッチンの距離は100cmと黄金比よりはすこし狭いです。ですがちょうどいいです。このワークトライアングルも、アメリカの理論ですので日本人には少し大きい設定となってる気がします。
失敗ポイント→逆に、コンロから収納までは120cmあるのですがここのスペースはもう少し狭くてもよかったかな。と思います。私の場合、100cmくらいが作業効率を考えるとちょうどいいかなと感じます。
ただ、キッチンにもう一人立つとなると120cmはないと狭いと思います。
ご自身の生活スタイルをよく考え検討してみてください。
天板カウンターの高さを考える
特に多くの質問があったカウンターの高さについて。メーカーの基本設定はだいたい85cmとなっています。ただ、5cm刻みで設定できるシステムキッチンが多いく、自身の身長に合わせカウンターの高さを変えることはできます。
例えば、身長160cmの私の場合、160÷2+5=85cmとなります。標準サイズでぴったりです。
では主人で計算してみましょう。
180cmですので 180÷2+5=95cm 主人にとっては10cm高さの低いカウンターとなります。
主人は使いにくそうにしているかというと、特にそんな感じはありません。
それよりもレンジフードが頭に当たって使いにくいと嘆いています。
レンジフードについては高くて使いにくいものではないので、考慮すべきだったと思います。
ショールームで使い方をイメージするって無理だと思う
他サイトや、営業マンはショールームで使い方をイメージしてみて。なんて言うけど、私的にはそれば結構難しいと思います。だって一目が気になりませんか?
それに実際作業してみないとわかりません。
なので、自宅の今のキッチンで検討することをお勧めします。
一度今のカウンターの高さを測ってみて使いやすさを考えてみましょう。そしてあと5cm高ければどうなのか、5cmの厚みの上にまな板を乗せて作業してみたり、盛り付けしたり作業をしてみてください。
またキッチンによく立つのはだれかを考え、その人で実践しながら、検討してみましょう。
まとめ
既製品のキッチンでは標準身長の人には使いやすい設定になっているので、そんなに神経質に検討しなければいけないポイントではないと思います。収納との距離のほうが重要かと思います。家造りでは自身のライフスタイルを振り返り想定することが重要です。基本情報は集めつつ、自身はどうか?をよく考えてみてください。自身の次回の家造りでは、レンジフードの高さと収納とコンロとの距離は用配慮ポイントだと思っています。
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