トキソプラズマとは?注意が必要な3つのこと

妊娠・出産

トキソプラズマを聞いたことありますか?私は妊娠するまで知りませんでした。妊娠中に初めて感染することにより、お腹の子供が障害ももってしまう可能性がある感染症になります。

ただ、事前に知識を持っておくことで予防することもできます。また、妊娠前に検査し自分が抗体をもっているか確認することも可能です。基本的には一度感染することで体の中に抗体ができるので、これまでに感染したことがある人は、赤ちゃんの先天性トキソプラズマ症を心配する必要もないと言われています。

また過度の心配はお腹の赤ちゃんによくありません。生肉を食べてしまった、ガーデニングをしてしまった。だから感染した。というわけではありませんので、心配しすぎないでください。事前に知って予防にお役立ててもらいたくまとめています。私が独自で調べたことをまとめていますので、参考までにお読みください。

☑予防策をまとめました

☑可能性を排除するためのチェック項目をまとめました

☑検査方法をまとめました

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妊娠中は避ける3つのこと

トキソプラズマの感染ルートは主に経口感染で、空気感染・経皮感染することはないといわれており、基本的に以下のことを行えば、トキソプラズマに感染するリスクを減らすことが可能です。

生肉を避ける

  • 生ハムやユッケ、馬刺しなどの生肉は食べない
  • 生焼けに注意する
  • 生肉に含まれた調理器具はしっかりと洗浄する
  • 野菜→肉の順番に調理し、熱殺菌するといいですね
死活化する定義

しっかりとはどういう意味をさすかというと、下記の定義となります。

☆65度以上の温度で1分以上、中心部までの加熱

☆中心部-12度以下での凍結

猫の糞便に直接触れない

  • 猫の糞便に触れないようにする
  • 自身で処理するときは、手袋を着用、処理の後は手をしっかり洗う
  • 糞便中のトキソプラズマ原虫の卵が感染力を得るには時間がかかるので、猫の糞便は排泄後すぐに片づける
  • 飼っている猫は屋外に出さないようにする
  • 非加熱肉はあげずドライフードや缶詰など、市販のキャットフードをあげる

土に触れないようにする

  • ガーデニングや畑仕事などの土を触る作業はできるだけ避ける
  • どうしても土を触らないといけないときは手袋を着用し、作業後は手を石けんでよく洗う
  • 生野菜や果物は土が残らないようしっかり洗い、皮を剥けるものは剥いて食べる

トキソプラズマとは?どんな症状が出る?

トキソプラズマとは、とても小さな寄生虫。世界的に見ると、3分の1以上にあたる人がトキソプラズマに感染しているといわれているそうです。

感染しても、健康な成人であれば症状が出ることはほとんどありません。出たとしても軽い風邪程度で済むことが多いようです。まれに、リンパ節が腫れたり、筋肉痛が数日続いたりすることがあります。

一度感染すると抗体ができるので、二度感染することは基本的にないと言われています。

因みに私は抗体検査の結果、抗体はありませんでした。

もし感染したら赤ちゃんへの影響は?

トキソプラズマに一度も感染がなく、妊娠中もしくは妊娠の数ヶ月前にトキソプラズマに感染すると、トキソプラズマが胎盤を経由して赤ちゃんに感染する可能性があります。

妊婦さんが感染したからといって、必ず赤ちゃんが感染するというわけではありません。

 

・妊婦が感染することで胎児に胎内感染する確率は約6~80%

・上記のうち赤ちゃんが先天性トキソプラズマ症になるのは10,000人の出生のうち1.26人と推計

妊娠の時期ごとに詳しく見ると、妊娠初期の胎内感染率は17%で、そのうち重症になるのが60%、妊娠中期の胎内感染率は25%で、そのうち重症になるのが30%、妊娠末期の胎内感染率は65%ですが、重症率は0%だそうです。

妊娠中のトキソプラズマ症の検査方法や治療法は?

妊婦さんにトキソプラズマの感染が強く疑われる場合は、胎児への感染を防ぐために「アセチルスピラマイシン」という薬を投与されます。アセチルスピラマイシンを投与することで、生まれてきた赤ちゃんの障害を減らすことができたという報告でています。

妊娠中にトキソプラズマへの感染が疑われる場合、血液検査でトキソプラズマ抗体の有無を調べるのが一般的です。抗体検査で陽性が出たら、「IgM抗体」や「IgG抗体」などの値をさらに詳しく検査し、感染が妊娠前であったか、あるいは妊娠中であったかを調べます。

飛騨牛炙り寿司で心配に。迷いよく考え検査をした

17週くらいの時だったと思います。飛騨牛の炙り寿司をたべてしまいました。

どうしても心配になってしまい、数週間考え検査をしました。

もし感染しても、明確な治療方法がない。検査する必要もないと思うけど。

)(そんな面倒そうに言わなくても・・・)それでもいいのでしてください!

費用は5000円ほどで、血液検査で抗体を調べました。結果は10日後でした。検査は心配なことがあってから2週間以降にしてください。

 

検査結果

トキソプラズマ抗体 IgG 基準値6未満  検査結果3(陰性)

トキソプラズマlgM 基準値0.8未満    検査結果0.1(陰性)

IgGが陽性でIgMが陰性であれば昔に感染している可能性が高いと判断されます。

IgM抗体が陽性の場合には比較的最近(妊娠初期や妊娠中)の感染が疑われる(実際には感染後数年間にわたってIgM抗体陽性の場合もあり)と判断します。

検査する前に可能性を排除してみましょう

おそらく不安になるときは生焼けの肉かと思います。そんなときは冷静にチェックしてみてください。

  • 冷凍されているお肉ではありませんか。

トキソプラズマは中心部-12度になることで死活化すると言われています。

因みにチルド肉はだめです。人気店いきなりステーキのステーキはチルド肉のようです。スーパーで冷凍されていたお肉は、パッケージに(解凍)と記載があるはずです。

お肉が冷凍されていることはよくあります。

冷静に今一度確認してみてください。

まとめ

私は市立病院で検査をしましたが、もし陽性となった場合は再検査を専門の機関ですることになるそうです。そこの専門の病院でトキソプラズマに感染したのが妊娠前なのか、妊娠中なのかを調べることになるといわれました。主治医も詳しいことはわからない感じがしました。専門知識を持っているお医者さんはまだ少ないようです。

妊娠中は神経質になり何かと不安になってしまいますね。

少しでも情報を事前に知って不安にならないようにお役立ていただければ嬉しいです。

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